外陰、腟、子宮、卵巣の健康状態を確認します。

腟鏡を用いて腟内と子宮頸部を調べます。少し違和感はあるかもしれませんが、通常、痛みは伴いません。若年の方(性交渉歴のない方）は、直腸から診察を行うこともあります。子宮の周囲に炎症や癒着を有するような場合には、内診によって痛みを覚えることがあるために、婦人科では重要な検査となります。

• 出典：神戸医療産業都市推進機構 がん情報サイト(https://cancerinfo.tri-kobe.org/)
  the National Cancer Institute (https://www.cancer.gov)

子宮頸部の細胞を採取し、異常がないか調べます。

内診ではわからない、子宮内部や卵巣の形態上の異常がないか確認します。子宮や卵巣の異常、卵巣の腫れや嚢胞、子宮内膜の状態などを評価します。

腹部また腟内に超音波プローブをあて、内部の画像を取得します。若年の方(性交渉歴のない方）は、直腸から超音波検査を行うこともあります。

• 出典：神戸医療産業都市推進機構 がん情報サイト(https://cancerinfo.tri-kobe.org/)
  the National Cancer Institute (https://www.cancer.gov)

ホルモンレベルの異常(月経周期に関連するホルモンレベルの評価)、感染症、その他の健康状態（貧血、肝機能など）を評価します。

腕から血液を採取し、さまざまな検査を行います。子宮内膜症が疑われるような場合には、腫瘍マーカーのCA125を追加したりもします。

月経困難症の原因が特定されない場合、追加の検査が必要となることがあります。子宮鏡検査、子宮内膜生検、MRI検査などが考慮されます。

超音波検査以上に、子宮や卵巣の形態を詳細に調べたい場合に行います。

約20分かかります。磁気を用いた画像検査です。

検査の前に、過去の造影剤アレルギー反応の有無、妊娠の可能性について医師に伝えてください。

• 性交渉歴がない方や、内診がどうしても苦手な方は、MRI検査をすることがあります。また超音波検査で月経痛の原因となる子宮内膜症性嚢胞（チョコレート嚢胞）、子宮腺筋症が疑われた時にも、診断の確定のために行います。
• ペースメーカーを装着されている方、手術を受けて金属・クリップなどが体内に残っている方は、MRI検査を受けることができない場合があります。検査前に医師にご相談ください。