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A型肝炎

お知らせ

A型肝炎ワクチンは供給不足に付き、予約受付休止中です。

A型肝炎について

A型肝炎は、A型肝炎ウイルスの経口感染によって急性肝炎を起します。小児では症状が出ない不顕性感染のことが多く、発病すると発熱や軽い黄疸が現れます。 然し成人ではほとんどが38度以上の発熱、全身倦怠感、下痢、黄疸の症状を呈し、完全に治癒するまでには1~2ヶ月の治療を要する病気です。まれに劇症化したり、急性腎不全になったりしますので要注意です。

近年、日本では生活環境が整備され患者が激減したため、40歳以下の世代ではほとんど免疫をもっていません。しかし、世界では途上国を中心にA型肝炎の流行があり、流行地に渡航する前にはワクチンを接種して、免疫を獲得しておくことが望まれます。

A型肝炎ワクチンの接種方法は、しっかり免疫をつけるためには1回目から4週間後、更に24週間の間隔をあけて筋肉又は皮下に3回接種します。海外渡航などで時間がないときには1回目から2週間ないし4週間の間隔で2回接種し、帰国後3回目を接種しましょう。16歳以上の人しか我が国では許可されていませんが、16歳未満の人については臨床試験を終了し、現在申請中で近々承認の予定です。

予防接種の効果

2回接種で高率の免疫を獲得しヒト免疫グロブリン接種直後と同等以上の抗体が得られます。3回接種すると接種後30ヶ月を過ぎても十分抗体価が持続します。

予防接種の副反応

A型肝炎ワクチンの主な副反応は注射部位の発赤、腫脹、硬結や全身反応としての倦怠感、頭痛などであり、発現頻度は5~10%程度です。ほとんどが無処置で数日中に軽快しています。

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