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ウイメンズセンター婦人科

骨盤臓器脱について

骨盤臓器脱とは?

骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤)は、主に高齢者に多く見られる疾患で子宮や膀胱、直腸などが本来の位置から下がり、違和感や不快感を引き起こします。このため、体力に不安を抱える方、糖尿病や高血圧などの合併症をもつ方も少なくありません。

あなたにとって適切な手術方法はなにか?

近年、ロボット支援下手術が広く普及しており、骨盤臓器脱の治療にも多くの施設で導入されています。しかし、すべての患者様がロボット支援下手術に適しているわけではありません。時には、それが過度な手術(oversurgery)となることもあります。再発率の低さだけを理由にロボット支援下手術を選択するのではなく、年齢や体力、持病など患者様それぞれの状況をしっかりと考慮した上で最善の治療法を選ぶことが大切です。

また最近では、従来の人体組織を用いた修復方法である「NTR(Native Tissue Repair)」という非メッシュ手術が再評価されています。これは、患者様の体に負担をかけず、自然な修復を促す方法として注目されています。当院でメッシュを用いた術式行っておらず、NTR手術を積極的に実施しています。なお、当院で実施していない術式が最適と判断した場合には他院への紹介をさせていただきます。

[図]

当院では、年齢、合併症、症状の程度を十分に考慮し、患者様一人ひとりの状態やご希望に寄り添い、最も適した治療法をご提案いたします。骨盤臓器脱の治療にお困りの方は、ぜひご相談ください。