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サイバーナイフセンター

サイバーナイフの副作用について

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サイバーナイフは定位放射線治療に特化した装置です。病変の周囲にかかる放射線を比較的低く抑えられるため、副反応・有害事象が起こりにくいのも大きな特徴です。

しかしながら、完全になくせるわけではありません。病変の位置、当てる範囲、当てる量によって様々です。

全く症状を感じず治療後も経過する方が大半ですが、起こりうる副作用については治療前に知っておくことは重要です。いくつか解説します。

脳の治療

脳の病気の場合、病気そのものによる様々な症状が起こることが多いです。サイバーナイフの治療によって刺激が加わり、これまであった症状が一時的に重くなったり、手足の麻痺や痙攣といった症状が新たに起こることもあります。

病気が小さい場合には通院でも問題なくできることがほとんどですが、症状をきたす危険性が高いと判断される場合には、処方をしたり、治療期間を長くしたり、入院での治療をお勧めすることがあります。

病気が皮膚表面に近い場合には当てた周辺では髪の毛が抜ける恐れがあります。

肺の治療

肺に放射線を当てると肺臓炎が起こります。治療の痕のようなものです。治療後数ヶ月後に画像検査をすると見つかります。起こりうる症状としては咳、息切れ、発熱などがあります。治療後数ヶ月後に起こります。

ほとんどの場合は、症状は起こりません。症状の起こりやすさは当てる範囲に関係します。サイバーナイフのような定位放射線治療では当てる範囲が小さいため症状が起こりにくいです。

その他、肋骨の近くの病気では肋骨の骨折が起こりえます。

大きな血管の近くの場合血管を損傷し出血する危険性もありますが、そのような病気の場合は当てる量、回数などの調整が必要になります。治療前によく相談し治療を検討します。

肝臓の治療

肝臓に放射線が当たると、肝臓の機能が落ちますが、その程度は当たる部位や大きさに関係します。1個の小さな病気の場合には症状が現れることはほとんどありません。

病気が肺の近くにある場合は肺炎、胃の近くにある場合には胃潰瘍など起こる可能性があります。症状の起こる危険性は病気によって様々ですので治療前に確認します。

骨の治療

骨の治療は多くは痛みを取るために行いますが、サイバーナイフ治療中も一時的に痛みが出てしまうことがあります。その痛みは数日以内に収まることがほとんどです。

椎体など負荷のかかる部位は治療後数ヶ月後に骨折してしまうことがあります。ただし治療後の骨折で痛みを生じることは少ないとされています。

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