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診療科・部門

不整脈外来

診療内容・特色

不整脈というのは、なかなか自分では気づかないもので、気づいたときには重篤になっている場合もなくはありません。脈の乱れや胸部不快があっても、多くの方が「大丈夫だろう」と思って、症状が重くなってから来院されることがよくみうけられます。

「胸が苦しくなる」「息切れがする」「ドキドキすることがある」「脈が乱れている感じがする」といった症状があるならば、当院の不整脈外来を是非尋ねてみてください。

不整脈外来は、毎週金曜日の午後3時から5時まで行っています。胸部不快を訴える原因は心臓疾患だけでなく、心因的であることも多く、じっくりと話を聞くために午後3時から4時まで、と午後4時から5時までの2部構成とした予約制とさせていただいています。

不整脈が疑われる患者様には、12誘導心電図、ホルター心電図、心臓エコー検査等で評価し、基礎心疾患が疑われた場合はさらにカテーテル検査(右心カテーテル、電気生理学的検査)を行い評価します。頻脈性不整脈(期外収縮、心房細動、上室性頻拍、心室頻拍)の存在が確認され適応を有する場合、抗不整脈薬での治療を行います。

徐脈性不整脈の存在が確認され適応がある場合は、ペースメーカー植え込み手術を行っております。当院で扱っている最近のペースメーカーは、従来は不可であったMRI検査でも問題なく、さらに「ホームモニタリング」といって患者様が実際に来院されなくても病院で常に患者様の脈を監視することが可能になっております。

また失神や眩暈の症状があり、その原因がホルター心電図でも分からないことがあります。ホルター心電図は24時間しか記録できませんので、たまたまその1日の間に症状が起きない限りは診断ができないのです。そのようなときは、USBメモリーぐらいの大きさの「埋込型心電図記録計」を体内に埋めこむことで、365日24時間、患者様の脈をモニタリングすることが可能となるので、不整脈の発生を見逃すことがありません。

当院ではこうした原因追求及び不整脈の診断も可能である、数少ない病院のひとつとなっております。

脈に関して少しでも心配だったり、不安であったり、気になることがあるなら、どうぞ気軽にご相談ください。丁寧にわかりやすくご説明いたします。

当院では以下の施設基準に係る届出を行っている保険医療機関であります。

  • ペースメーカー移植術 及び ペースメーカー交換術
  • 埋込型心電図検査、埋込型心電図記録計移植術 及び埋込型心電図摘出術

担当医師紹介

山西秀樹[写真]
山西 秀樹やまにし ひでき
出身大学 札幌医科大学
資格
  • 外科学会専門医
  • ERA‐EDTA(ヨーロッパ透析移植学会)会員
  • 透析学会専門医
関連リンク